渓流ロッド制作その後。
今期の渓流釣りも残り10日を切りました、今期は念願だった尺ヤマメも釣れ、取り敢えず満足の釣りでしたが、残り8日有ります・・・来週は仕事が立て込んでいますが、空き日も有るので残り何度渓流に通えるか・・・・・・? 最低2回は行こうと決めています、と言うのも今期思い付きで制作したオリジナルの竹竿制作が終了したからです。
常盤堂 竿茂さんのご協力のもと、3本のバンブロッド制作が今日終わりました。 釣りの経験が浅い自分の要求を聞いていただいたり、忙しい中、お邪魔したり・・・ありがとうございました。 改めて今期制作した3本のロッド写真を見てください。
常盤堂 竿茂さんのホームページ・・・https://tstylephoto.wixsite.com/saoshige
今日のランチ写真です・・・ペスカトーレ、美味かった!! この後、竿茂さんの工房に向かいました。
最初に制作した渓流オリジナル・バンブ・ロッド・・・既製品のイメージでセパレートタイプを希望しました。 この時点で素人ながら、竿先は竹よりグラス、カーボン材の方が遥かに良いと思っていたので、竿先にグラス材を選びました。
一本目とほぼ同時に作られていた竿茂さん、オリジナルのロッドです。 特徴は竿部分を切らずに取っ手部分と竿部分で分かれるタイプにしました。 一本目と段違いにバランスが良くなり、竿は竹を切らずに一本の竹をそのまま使った全竹です。 最近の釣りは竿茂さんオリジナル・スペシャル・ロッドを使っています。
ワンポイントの螺鈿塗装はこんな感じです。 実際に使ってみて、全竹の竿でも強度は問題が無いと思います。最先端のカーボン竿でも折れる条件は竹材と同じで、大物の魚が釣れて折れる事は殆ど無いと思いますよ。
ただ、気になっていたのがガイドでした・・・ルアーを投げる、巻き返す事が続くとラインの擦れ感が有ると以前に書きました、海釣り用のガイドを使っていた為です。
今日、出来上がった、オリジナル・ネィテイブ・トラウト・スペシャル・ロッドです。 取っ手部分も含め、竿も一体型の全竹ロッドです。 実際に使うのはこれからですが、空振りしても一番バランスが良く、1本目、2本目の気になる所を全て解消しました・・・結果的に竹を半分に切らない、ガイドは渓流ロッド用の物を使つたスペシャル・ロッドですよ。
螺鈿塗装の模様です・・・色は自分が指定しました。
竿竹、取っ手部分、螺鈿の色を全て自分が選び、指定しました。 竿と取っ手部分も自分が接着し、ガイドも敢えてレトロな形の物を選び最終的な3本目のバンブ・ロッドの制作が今日終わりました。
上から今まで使っていた既製品のロッド、次ぎからオリジナルロッド1本目、竿茂さん完全オリジナル2本目、ほぼ自分の要求に添ったオリジナル3本目のロッドです。
釣りが禁漁になったら部屋のインテリアとして飾ります。
何度も言いますが、性能は既製品に敵いませんが、オリジナルロッド、しかもバンブーロッドを持つ愛着は既製品にないものが数倍有ると思いますよ。 常盤堂 竿茂さんも渓流ロッド作りは初めてでしたが、竹材を見る目、竹の特性を知る確かな目が無ければ実現しなかったと思います・・・自分の思い付きにご協力頂き、本当にありがとうございました。
そうそう、禁漁期間、ロッドを壁に飾る台を竹で作りました。 設計図も無く、思い付きで作り始め、こんな感じで仕上げました・・・これを仕事部屋の壁に吊るしますよ。