朽ち果てる廃船復活
夜中に目が覚めてしまいました。 何もする事がないので古い写真を見ていたのですが、中でも懐かしい写真を紹介いたします・・・当時はブログなんて無かったので関係者以外には一切公開していない写真です。
知っている方、見た方も居ると思いますが、中国福建省出身でニューヨーク在住の現代アートシーンを代表するアーティスト 蔡國強 (ツァイ・グォ・チャン) いわき市に滞在している時に市立美術館で公開した火薬ドローイングと廃船を使ったオブジェを公開しました、見た方も居るのではないでしょうか・・・・・、神谷地区だったかな?回廊美術館に係るアーティストさんです。
その時、美術館に展示された廃船、現在は岬公園の一角にオブジェとして展示されていると思うのですが・・・・・今でも有るんだろうか? 砂に埋もれていた廃船を運び出す作業風景を撮った写真を見て下さい。
小名浜水産高校(今は名称が変わったのかな?)の有る浜から廃船を運び出します。 ちなみにフィルム撮影でカメラはニコンF5です・・当たり前だけど、写真のメタデータを見ても情報は有りません・・写真フォルダーを作った年月は2004年で13年前になっています。
作業の様子をテレビ局が取材に来ました。 覚えているのは廃船を砂浜から掘り起こす作業、運搬作業等々は蔡國強さんを応援する地元のボランテイアさんが係っていたと記憶しています。 勿論、写真撮影もボランティアでしたよ・・・。 ボランティアのリーダーが回廊美術館の代表Sさんだと記憶しています。
釣り上げるクレーン作業をしていた小名浜の企業さんにも縁があり、若い頃努めていた事が有った会社の重機部門でしたよ・・・写真はクレーン車ではありません。
砂に埋もれていた廃船が姿を見せました・・・木造船ですよ、何時頃活躍していたんでしょうねぇ~。
重機を使ってクレーンが届く場所まで引っ張る作業が始まりました。
砂の抵抗と廃船の重さに重機も苦労していた事を思い出しました。
少しづつ移動しながら引っ張り、一段高くなる場所へ廃船を引上げます。
バックホーで引っ張れば簡単な移動だと思っていましたが、一苦労した作業だった事を思い
だします・・・砂の抵抗と合わせて重機が踏ん張れない砂の上の作業を想像して下さいね。
この場所はアマチュアカメラマンさんの撮影スポットでも有ったらしく、砂に埋もれた廃船、海といったような写真を撮る方達がいたみたいで、この作業の時も誰に断って廃船を掘り起こしてんだ!!ような事を言ってきた方が居た事を覚えています・・・これだけの作業を無許可でやる訳ねぇ~べよなどと思いながら聞いていた事を思い出しました。
蔡國強さんと自分の係りはこれ以前から有り、水平線プロジェクトといったパフォーマンスをした時からの係りになります。 その時に四倉港を小さなヘリで空撮した事を今でも鮮やかに覚えていますよ・・・個人所有の小さなヘリコプターでコックピット内がガタガタしていて、このまま落ちるんじゃないかと思ったくらいでしたよ。
今になったら眠くなってきました・・・・。