いわき市貝泊写真館日記・別館

里山の日常、趣味の渓流釣り、仕事、日常感じる事を写真と共に見て頂く写真ブログです。

写真講座資料作り

個人の起業家、写真に対しても素人さん向けの写真講座の資料作りを始めました。 インターネット環境の充実に伴いSNS(ソーシャルネットワークサービス)も充実してきました。

そんな中、情報を発信する速度も速くなり、発信速度を優先するなら写真機材(携帯カメラ、コンデジ等々)も写真が撮れれば何でも良い時代だと思っています。

情報は早さ、写真の質は二の次と考える方達も多いのでは無いでしょうか・・・? でも今回はそんな情報の速さを利用している方達からの依頼で、情報発信の写真クオリティーアップもしたいのでプロカメラマンが写真撮影するポイントを素人向けに話してほしいと言うのが依頼です。

自分が仕事として写真を撮っている事を話すと長くなるので省きますが、単純にプロとアマチュアさんの違いを一言で言うと ” 写真を撮ると言います・・・が、プロと言われる方達は写真は創る物だと思っています ” 

撮るだけなら誰でも出来る・・・今時の撮影機材が充実している時代なら誰でもそれなりの写真が撮れる・・・・・・でも、それが仕事に繋がるなら誰でも機材を揃えれば仕事になると思うのですが、そうならない理由としてプロと言われるカメラマンは写真を撮っているだけじゃないんですよ、ちゃんと写真を創っているから仕事として成り立っている事を分ってくださいね。

今回の写真は単純です、卵の写真です。 単純が故にあらゆる写真を撮る事に通じる要素の一部です。
ある写真学校の教室では必須の実技になっているそうです。

イメージ 1

白い卵です。 情報発信を優先するならこんな写真でも情報を見る相手は卵と分かると思います。 でも、写真を撮るその場のひと工夫で写真の質が変わります。


イメージ 2

同じ卵です・・・カメラを構える自分の立ち位置でこれだけ写真が変わります。 写真の根本、光の当たり方で被写体の質感が出て来るんです。 卵だよね・・・から、卵は丸いんだよね・・・に変わるんですよ。 物を見せるだけなら最初の写真で卵と分かると思いますが、全ての物には質感が有ります・・・その質感を出せるか、出せないかで写真の良し悪しが決まると自分は思っています。


イメージ 3

写真を撮った時の自分の仕事部屋です。 見て分かると思うのですが、一枚目は反対側から撮っています、二枚目がこの写真のように逆から撮っています。 写真を撮る側の情報発信優先を考える方達ならカメラの立ち位置を変えるだけで物の質感を出せて十分だと思うのですが・・・・。


イメージ 4

ちょっとした工夫で写真を撮る(創る)事、写真自体のクオリティーアップをしたいと考えるなら・・・簡単な事で恥ずかしいのですが、A4サイズの白いノートを使います。


イメージ 5

自分が創った写真はこんな写真です。 最初の順光だけの写真、次の逆光だけの写真だけで良いのかも知れませんが光と影を自分の立ち位置、簡単な工夫でコントロールするだけで物の質感が変わる事を説明したいと思っています。

暴露しているようですが、カメラの立ち位置を変える、白いノートを使う、こんな簡単な事でプロが成り立っているんだ・・・などと思ったら大間違いですから(笑)・・・それ以外の要素も確実に有るんですから・・・(笑)

今回の記事はあくまで写真撮影を知らないけど、写真を必要する素人さん向け写真講座のメニューの一部の紹介ですからね・・・・。