いわき市貝泊写真館日記・別館

里山の日常、趣味の渓流釣り、仕事、日常感じる事を写真と共に見て頂く写真ブログです。

のんびりな朝・・・思う事。

皆様におかれましても気持ち良い朝を迎えたのではないでしょうか? 昨日が寒い雨模様だったせいか特に今朝は陽差しが暖かく感じます・・・仕事部屋からベランダに出ての一服から一日が始まりました。

暖かく、爽やかな朝のブログなのですが、アップ写真はモノクロ写真です・・・寒々しいモノクロ写真と最近思う事を書いてみたいと思います。


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ベランダで一服です。


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ベランダから見た庭のハナミズキです。 日の当たらない暗い道路が葉を落としたハナミズキの枝を浮き立たせていました。


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庭の草花達も冬籠もりを始めたようです。


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玄関内に陽が射し始めました。


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今朝の味噌汁です。

最近、思う事があります。 撮影スタイル、仕上がり写真についての考え方の違いなのですが・・・クライアントさんの仕事上スタッフ内にカメラマンさんが加わったそうです。
 
スタッフさんの殆どだと思うのですが仕事を割り振るだけの女性スタッフの中に写真が撮れるカメラマンさんが居ると言う事は心強い存在だとおもいます・・・が、撮影、写真に関しての考え方が一般的じゃ無い、現実的じゃ無い、早い話が写真学校で教わるマニュアル通りの考え方で、現場での撮影経験も少ないんじゃないかと思える指示を出してくる事が多くなりました。
 
彼は仕事を依頼する側なので、そんな事柄が彼達のスタイル (彼の言い方だとそれが自社クオリティー) だと言われれば仕事を貰うカメラマン達は戸惑いながらもお受けする方達も多いのではないでしょうかか・・・。  
自分が想像するに実践経験の少ない写真学校出たてか、どこかのスタジオアシスタント経験者さんじゃないかな・・・などと思っています。


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今朝の納豆ご飯です。

話を続けます。 
現場に行っての撮影なのですが、カメラマンスタイルとして照明機材はジェネレーター制御のモノブロックストロボを使う事が条件になりました。  もちろん自分も時間制限のないメニュー撮影、料理を見せる明るい写真、
ファミレス系の撮影にはモノブロックストロボ等々を使いますが、特色のある料理、食材等を扱う個人店舗様の撮影には一般的じゃ無いと思っています。

逆に定常光で影の出かた、レフ板等で影の強弱をコントロールして料理の存在感、食材の質感を出すのがプロの仕事だと思っています・・・ファミレス系のメニュー撮りみたいに後から後から料理が出てくるわけじゃ無いんだから・・・。 ちなみに、自分がカメラマンさんに教えているのは影の強弱で料理、食材の印象的な質感を出す事が大切だと教えています。 

馬鹿の一つ覚えみたいな感覚でジェネレーター制御のモノブロックストロボを使えば明るく、クオリティーの高い良い写真が撮れるなどと思っているカメラマンさんは時代遅れか?物の質感を考えない、影が少なく明るく写っていれば良い的な感覚しか持っていないんだろうと思います・・・。

今時のグルメ写真集などは自然光撮影のシンプルな写真、でも存在感が有る印象的な写真を使う事も多くなっている事を考えれば、機材を限定するより依頼されたお店の雰囲気、料理等を想定、想像して適切なライティング機材を考えるカメラマンを選んだ方が写真のクオリティーが上がると思うのだけれど・・・。

意図的に出す影の事をアンダーなどと表現する、業界用語を使う、ジェネレーター制御のモノブロックストロボをどんな現場状況、料理に対しても使う・・・いかにもカメラマンとしてカッコ良く見えるけど、肝心の写真仕上がりの事は二の次なんだろうと思う。

いろいろ感じる事は有るけど、最後に・・・。
決してジェネレーター制御のモノブロックストロボが悪いと言って居る訳じゃありません。 今回の様な仕事内容や時間や現場の事を考えれば一般的じゃ無いと思っているだけで・・・スタジオ撮影や撮るものによっては最高の機材だと思っていますからね・・現に自分もスタジオ撮影では常用していますから・・要はカメラのレンズ同様、仕事内容、撮るものによって臨機応変に機材を考えてベストな機材を選ぶのもプロの仕事だとおもっています。

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ジェネレーター一体型のモノブロックストロボ・・・長年愛用していますが、最近はブライダルフォトの集合写真くらいしか使わなくなりました、定常光のライトボックスが常用になっています。 大型の定常光が主流で補助光としてストロボを使うスタジオも多くなっていると聞きます。

あくまで自分が思う事を書いてみました。 自分的にも勉強になる若いカメラマンさん達が沢山います・・・これからの若いカメラマンさんに望むのはマニュアルや定番と言ったような機材などに拘らず、写真の基本を踏まえた上での自分スタイルを臨機応変に変えられるフレキシブルな感覚を持って欲しいと思っています。