いわき市貝泊写真館日記・別館

里山の日常、趣味の渓流釣り、仕事、日常感じる事を写真と共に見て頂く写真ブログです。

最近思う事・・・被写体を見る目。

最近、カメラマンとして思う事・・・。
 
様々な撮影シーンで自分以外のカメラマンさん達との接触が多いです。 それはそれで自分的にも刺激になって良いと思うのですが、やけに連写モードが多いのは気になる所です。 実は自分の所のカメラマンも連写が多いです。
理由は分かります・・・昔と違いデジタルカメラの記録媒体がショット数の決まったフイルムと違いバンバン撮ってもメディア次第では数千カットも撮れてしまうのですから・・・・。目瞑りや表情の違いを撮るには連写をするのも分からない訳では有りません。
 
ここで自分なりのこだわりを話します。 昔はショット数の限られたフイルム撮影が主流でした。ワンカットワンカットを常に大切にしていましたよ・・・・。勿論、連射機能もカメラは備えて居て各種スポーツ撮影の時は長尺フイルムをセットし、連射撮影をする事も有りました、スポーツ、特にモータースポーツは連写が常でしたからね・・・・・・・・・・・・。そんなスポーツ以外の撮影で連射撮影は殆どしないのが自分の仕事内容で、 現在ショット数の制限が無くなっても自分はその場の撮影状況以外は殆ど連射撮影をしません。  自分の教えるカメラマンには言うのですが、ワンカットを大切にして欲しいと常に思っています。連射で防げる事柄も有るけど、それ以上に被写体の動き、自分の微妙な動きでファインダーを集中して見て居れば被写体の状態が分かるはず・・・ファインダーを覗いて状態を把握する感覚を養って欲しいと常に思っているからです。
 
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婚礼当日の指輪、何時も撮る被写体です。 こんな物撮りでも連写を使うカメラマンが居る・・・連射が段階露出の設定ならまだ許せるかな・・・(笑)
 
 
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連射より物を見る目を養って欲しい。 カメラ位置をほんの数センチ移動しただけでリングの縁が輝きだすでしょう・・・・。 勿論、光の関係も有るけど、その場の状況でベストを考えるのがカメラマンの仕事と思っています。
多小の時間が有るなら、被写体を見る時に自分が動ける範囲で物を見て欲しい・・・・必ずその時の状況の中でベストが有るはずだから・・・。
 
時と場合によっては連射撮影が必要だけど、よ~く考えると必要の無い連写が多いのではと気が付いて欲しい今日この頃です。 連写機能より物を見る目を養うのが職業カメラマンだと思っています。
写真は連射機能を説明する物じゃ無く、物を見る目を説明したい写真でした。(要は安易な連射より自分の撮る被写体をシッカリ見る目を養えと言う事) カメラマンとして生きている自分の勝手な思いです(笑)
 
どれ、寝っぺ。