いわき市貝泊写真館日記・別館

里山の日常、趣味の渓流釣り、仕事、日常感じる事を写真と共に見て頂く写真ブログです。

約40年前のネガフィルムが使えるか試した。

先日、先輩カメラマンさんのスタジオ閉鎖に伴い出てきた約40年前のブローニーネガフィルムを使ってみようと試してみました。 使えれば現像したネガの状況はある程度想像できるものの、その前に使えるのか?使えないのか?が問題です・・・。


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これが約40年前のブローニーネガフィルムです・・・有効期限の所を焼き込んでみました。 1977と読めるでしょうか・・・2016年からの計算なので、1年か数ケ月かの誤差は有るものの約40年前なのは確かそうです。
単純に40年前、自分は純真無垢な高校生でした!?(笑) 勉学にいそしみ、憧れの人に頬を赤らめた記憶が・・・・・・・全然、まったく無いです(笑)


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まっ、余計な話は置いといて・・・今現在ブローニーフィルムが使えるカメラが3台あります。 先日、写真が趣味の方と話す事があり、彼はペンタックス6×7を使っていたとお聞きしました・・・当時、自分もペンタックス6×7に憧れたのですが、ペンタックスはレンズシャッターじゃ無かったような・・・記憶が曖昧ですが、当時はレンズシャッターのマミヤ6×7を選んだ気がします。 フジの6×9とマミヤRB6×7が2台です。


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マミヤ6×7にフィルムをセットします・・・フィルムホルダーは本体から分離式です。


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フィルムリーダー紙のスタートマークを合わせます。 ブローニーフィルムはリーダー紙と言うものがあり、リーダー紙に規格サイズのフィルムが貼られていて、現像段階でリーダー紙からフィルムだけを剝して現像します。


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セットを終えました・・・フィルムホルダーのカウントマークが1枚目の撮影が出来る状態になりました。
ここで気が付いたのが、カウンターを1枚目の表示が出るまで巻き上げるのですが、やけに重い事を感じました。
フィルムのカーリング (長年使わないと癖が付いてしまう) が強いのかな・・・と思いました。


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さてさて、撮影です。 自分が一番最初に買った露出計を使ってみました・・・今回は反射光式での使用です。


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次の写真と前後しても構わないのですが、本体から遮光板を引き抜きます。

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スクーリーンを直接見てピント合わせをします。

撮り終えた後、カウンターが2枚目になるまで巻き上げるのですが、重くてなかなか巻きあがらない・・・それでも無理やりカウンターを2枚目にしてシャッターを切り、3枚目は完全に巻き上げが出来なくなりました・・・巻き上げレバーを壊したくないので、ここで終わりです、フィルムを取り出します。


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結果はこんな感じでした。 フィルムがリーダー紙から外れてしまい、先端が引っ掛かって詰まったのが原因でした・・・リーダー紙から外れ無ければ使えるのか?と言えば現像結果はどうあれ、使えると思います・・・が、今回の40年前のブローニーフイルムは使えないというのが結果でした。


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なぜならリーダー紙とフイルム先端を張り付けている強力粘着テープの粘着力がゼロ状態でカサカサに乾いていました。 黄色いのがリーダー紙とフイルム先端を張り付けている粘着テープです。  フィルムをリードするリーダー紙からフィルム先端が剝がれていたらフィルムをリード出来ないので、このフィルムは使用出来ないとの結果に至りました。  

         風邪引きの午前中、こんな事していました、お昼を食べたら薬を飲んで寝ます。


                 *訂正・・・RB6×7をマミヤプロSDに訂正します。