いわき市貝泊写真館日記・別館

里山の日常、趣味の渓流釣り、仕事、日常感じる事を写真と共に見て頂く写真ブログです。

フィルムカメラ・・中判

先日、NHK番組の古いカメラを修理して再生させる青森の方の特集番組を見ていました。 古いカメラ、形見のカメラに想いを馳せる方達のカメラを修理して使えるように直し復活させると言う内容だったようです・・・。
そんな番組を見ていたら無性にフイルムカメラを使って見たくなりました。 生憎、今、現在ストックしているフィルムが残っていたのは一般的な35ミリフィルムじゃなくブローニーフィルムと言われる120ミリフイルムが有ったので使って見ました。 カメラ的に言うと中判カメラを使いました。
 
 
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カメラはマミヤのRB67プロです。 デジタル化が急速に進みカメラ、写真愛好者人口が急速に増えた昨今ですが、この頃の愛好者はカメラを買い、フイルムを買い、現像してプリント(写真)にするというお金と手間ひまをかけていた事もあり、今より遥かに少なかったと思います。
 
 
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中判カメラはフィルムサイズが一般的に売られている35ミリフィルムより大きいサイズなのでフィルム装填が独特のカメラがあります・・・今回使ったカメラも独特です・・・なれた方には普通なんですけどね・・・。写真は独立したフィルムホルダーを本体から取り出したところです。
 
 
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  取り出したフィルムフォルダーにブローニー120フィルムをセットします。
 
 
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  こんな感じにフイルムリーダーを巻き取り側に自分でセットします。 
 
 
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  フィルムホルダーを本体にセットしたら巻き上げレバーを最初の撮影数字まで巻き上げます。
 
 
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中判カメラの殆どはカメラ本体に露出計を持っていません・・・・単体の露出計を使って撮影現場の露出を計ります・・・レンズにその数値をセットして撮影です。 レンズと言ったのは中判カメラの殆どがレンズに絞り、シャッター速度を設定します、本体はただの暗箱と思ってください。
 
 
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そうそう、このカメラは撮影前に遮光版を引き抜きます・・・因みに遮光版を引き抜かないとシャッターが切れません。
 
 
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今回家にストックが有ったブローニーフィルムです。 リバーサル(ポジ)フィルムです・・・・なんと!!賞味期限が約10年前で切れています(笑)・・・このフィルムで撮影したらレトロ感が出るんじゃないかと思いますよ。
 
 
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合わせて・・・。今のデジタルカメラならホワイトバランス機能がありますが、そんな機能が無い昔のカメラはディーライトタイプのフィルムに対応して色温度変換のフィルターが必要でした。 手前の青色、紫色のフィルターが色温度変換フィルターです。 その他ND,フォギライザー、PL,クロス、上の方がモノクロフィルム用のフィルターです・・・・フィルムカメラと同時に出てきたフィルター達です・・・このフィルターは35ミリカメラ用です。 
 
必要に迫られながらその都度買っていたフィルターの中には意外と高価な物もあるので以前のカメラ趣味の方にとってはお金の掛かる趣味だったと思いますよ・・・自分の持っているフィルターはまだまだ有りますが、確かにこれだけ揃えるとなると知らず知らず安い35ミリカメラ本体一台より金額が上になっていると思いますよ。
 
10年近くストックしていたリバーサルフイルム撮影の写真は現像が終わったら紹介しますので楽しみにしててください・・・・興味が無い方にとっては意味の無いブログ記事になると思いますが・・・・。