いわき市貝泊写真館日記・別館

里山の日常、趣味の渓流釣り、仕事、日常感じる事を写真と共に見て頂く写真ブログです。

いま。つくりたいもの、伝えたいこと。

いわき市立美術館で作品を募集しています。  「いま。つくりたいもの、伝えたいこと。」 
 
かってない大震災に見舞われたわたしたち。膨大な数の人々の生命と平穏な日常が奪われた様子を目の当たりにし、不安で喪失感でいっぱいの日々を送った人は少なくないでしょう。
数か月が経ったいま。あなたはどうしていますか? 何か表現したい事がありますか? 誰かに伝えたいことはありますか? いわき市美術館では 「いま。つくりたいもの、伝えたいこと。」 展を開催いたします。
あなたの 「いま」 をかたちにして、美術館に届けてください。そして、美術館であいましょう!
 
                     募集要項案内パンフレットより全文
 
こんな案内を頂きました。詳細はいわき市美術館HPhttp://www.city.iwaki.fukushima.jp/kyoiku/museum/で調べてください。 テーマは自由で作品は返却されません。資料として美術館に保管されるそうです。
月末まで写真プリントが間に合えば応募してみようと考えています。 プリントが間に合わなければ出しません。
 
 
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いま。伝えたいことは、まずは風船カズラ・・・・。ゴーヤのエコカーテンばかり紹介して居ましたが、風船カズラも
育ちましたよ。 ただ、風船が茶色になるのが早いんじゃないかと感じています。 見た目はグリーンとアクセントの茶色が中々良いんだけどね・・・・。
 
 
震災から5か月以上すぎました。未だに先が見えずに御苦労されている方達も沢山居る事と思っています。
追い討ちをかけた原発事故、昨今の農作物、畜産、海産物等の迷走は皆さんもご承知の所と思います。
自分の生活においても確かに右往左往しました。被害は少なかったものの仕事の件や生活の事や数えれば今までにない位のドタバタ状態でした。 加え、震災直後から余りの被害の大きさに自分も何かしないといけない的な感情に苛まれました。日増しに大きくなる感情に対して現実は何も出来ない・・・。実はスローガンになった頑張っぺ!!いわきの言葉が嫌でなりませんでした・・・落ち着くに落ち着かない言葉に感じられたからです。
それでも震災後10日目位から被害を受けた沿岸部の写真を撮り始めたのですが、またまた被害の大きさに気持ちが萎えてしまいました。 メンタルが弱い事を改めて知りましたよ。
それ以来ブログに写真を数回掲載しましたが、掲載を辞める事を決めていました。被災地を見れる方は自分の目で現実を見て記憶に残して欲しいと思うようになりましたよ。 以来、ブログ記事は敢てなるべく震災に触れない日常や少しでも前向き(自分も含め)になれる様な写真記事を掲載してきました。
 
数か月を経て今回の美術館の案内を知る事になり、混乱の日常の中、沿岸部を撮り溜めた写真を改めて整理してみました。 ”伝えたいこと” の言葉が自分の中で今から始まるんじゃないかと思いました。
今回のいわき市美術館の展示は一人一作品に限られていますが、その他の写真を誰が見る事も無い・・・・・?貝泊写真館にも展示しょうかとも考えていますよ。今回のいわき市立美術館展示の前に数点、自分のブログで見て下さい。以前に掲載した写真も有りますが改めて見て頂ければと思います。
 
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  福島県いわき市立美術館作品募集パンフレット。 ホームページからダウンロードできます。
 
 
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  小名浜港、市場前にて・・・。
 
 
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  久ノ浜・・・。
 
 
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  薄磯地区。
 
 
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  岩間地区。倒れても祈り続けてくれる姿に涙がでました。
 
 
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  四倉地区。 もしかしたら薄磯地区。
 
 
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  小浜地区。
 
 
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岩間地区。  階段の登った先を全て奪ってしまった行き先の無い階段・・・。この写真を見る度に希望を失った人々の感情と、何時か必ず行き先を見出すであろう人々の逞しさを信じるばかりです。
未だに先の見えない被災された方々への応援と亡くなられた方々への哀悼の意をささげます。
 
 
今更の写真掲載だと思うのですが、落ち着くに落ち着かない時期は少し落ち着いたかなと、自分の勝手な判断では有るのですが、今回のいわき市美術館の試みをお知らせするに合わせて写真を掲載してみました。
 
作品の募集テーマは自由なので東日本大震災に関係なく震災以降に制作された作品の募集です。
”いま。つくりたいもの、伝えたいこと。” の伝えたいことの方に写真を応募しょうと考えています。