4本目の渓流ロッド完成。
おはようございます、今日は午後からの撮影なので午前中はのんびりしています。 今日から3日間、撮影が続きます・・・明日、明後日は福島市、同じく飯坂町と続くので車中泊を予定していますが、今回はビジネスホテルも頭の中に有ります・・・予約はしていないので気分で決めよう・・・。
さて、今回は渓流ロッド作りの話です。 釣りが禁漁に入り来年4月までのんびり自前で渓流ロッドを作ろうと考えていました。 今までの3本のロッドは殆ど 常盤堂 竿茂さん が作ったと言っても良いくらいでした・・・自分で作りたいとの思いが有り、4本目になるロッドはほぼ自分で作ったロッドになりましたよ。 写真を見てください。
手元、竿部分に竹材を使うのはやはり自分には出来ない・・自分で出来る範囲で竿部分は既製品を使いました。
手元部分を貰ってきて余計な部分を切ります・・・グリップエンド、この部分が竹材の良さだと思うのですが、今回は使いません・・・一輪挿しに使えるかも・・・。
竹に糸を巻いて滑り止めを重視した手元竹を使い、切り離したエンド部分に竹の保護用にコルク材を接着してみました。
今までのロッドは竿部分も竹材を使いましたが、今回自分が作るロッドは既製品のカーボン竿を使います。
手元材にロッドを接着します・・・今回、一番重要な部分で手こずるかな~と思っていましたが、予想外に上手くいきましたよ。
工程を文章で書いてみると単純ですね、手元材にカーボン竿を接着しただけ・・そうそう、リールを固定する金具の取り付けだけの工程だけですね。 でも、違うんです、これからがオリジナルロッド制作の楽しみなんですよ。
楽しみはオリジナルデザインです。 螺鈿塗装をベースにどんな模様を出すか・・・? 上の二本は竿茂さんが竹材を生かす為、シンプルなデザイン作りになっていますが、下の二本は自分が糸で模様を入れました。
青い糸を巻いて気に入らず、巻く糸幅を広くして気に入らず、落ち着いたのがこの写真です。 実際使う来年4月まで日が有るので、また作り直すかも・・・この作業に結構時間を掛けていますよ。 気に入らなければ手直し出来ると言う事は既製品に無い魅力ですよね。
前にも紹介したと思いますが、4本のロッドに違いが有ります。
上から 一本目・・・竿部分は竹材とグラス材を組み合わせたセパレートタイプ
二本目・・・竿は全竹で手元と竿部分が分かれるタイプ
三本目・・・竿部分、手元部分が全竹の一体タイプ
四本目・・・竿部分は既製品をばらしたカーボン、手元が竹材のセパレートタイプ
これでタイプの違うロッドが全て揃いました。 それぞれに良し悪しが有りますが、今回自分が作ったロッドはまだ実践で使っていないので来年4月が楽しみです。 常盤堂 竿茂さんのご協力に感謝いたします、合わせて和竿に興味のある方はホームページをご覧ください。
竿茂さんは海釣り用の和竿を作っていますが、今回自分の依頼で渓流ロッドを初めて作りました。 実戦で使ってみて強度は問題が有りません、何よりオリジナル・バンブーロッドを使う事が既製品の性能を上回る喜びが有ると思いました。