いわき市貝泊写真館日記・別館

里山の日常、趣味の渓流釣り、仕事、日常感じる事を写真と共に見て頂く写真ブログです。

オリジナル渓流ロッド完成。

おはようございます、今日も暑い一日になりそうです。 連日、暑い日が続く中、体調管理に留意されて下さい。
暑さのせいでは無いだろうけど、朝になると胃が痛い日が続いていて、どこか体調に変化が有るんだろうか?などと思っていますが、ただの飲み過ぎだと言う人も居ます。 いずれにしても注意したい所ですね。

今回は今月初めくらいだったかな? オリジナル渓流ロッドが欲しくなり和竿職人の 常磐堂 竿茂 さんに相談して、竹材(バンブー)でオリジナルの渓流ロッドを作ってみようと言う事になり制作を依頼していました。 その、オリジナル渓流ロッドが出来たので紹介いたします・・・写真が多いけれど見てください。


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制作は2本のロッドです。  上が竿茂さんが竹材を選んで、竿先まで全て竹で作った全竹ロッドで、下が自分で竹材を選び、竿先はグラスファイバーを使ったロッドです。 大きな違いは竿茂さんロッドは取っ手部分に竿を繋ぐのに対して、自分が提案したロッドは半分に分かれるセパレートタイプにしたのが大きな違いです。


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日本の伝統的なデザイン 青海波 模様の竿袋が付いて来ました。



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お互いの取っ手部分です・・・下の方が既製品に似ているのですが、後で使った時の感想を書きます。


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竿先です。 グラスファイバーと全竹・・・やはり全竹の方がカッコ良いです。 以前、全竹の竿に使ったガイドの事をグラスガイドと言いましたが、クリスタルガイドと言うそうです、訂正します。


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2本ともリールを取り付ける部品はレトロ調にしました。


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仕上げが気になっていた和竿のワンポイント、螺鈿の模様はこんな感じに仕上がりました。 左が竿茂さん、右が色も指定した螺鈿の模様です。


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                           グリップエンド部分です。 

前に自分が提案した半分から分かれるセパレート部分の繋ぎ棒が折れた事を書きましたが、作り直しの後、思い切り竿を振っても不安が無い仕上がりです。


今朝ですが、2本の竿を持って実際に釣りをしてきました。 釣りは1時間くらいでしたが、使ってみて分った事が有りますので、もう少し写真を見てください。

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今朝の朝焼けです。 夜中に雷と共に雨が纏まって降っていたので、釣果も期待しての移動です。


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竿の振り方、狙ったポイントにルアーを投げる為の調子等々が知りたかったので、変化のあるポイントに入ってみました。


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最初は自分が提案したロッドを試します。 当たり前なのですが、既製品と比べたら重い事が気になりましたが、これは慣れれば問題の無いレベルで、製作途中に折れた繋ぎ部分も問題が有りませんでした。 竿先が重いとも感じ、グラスファイバーじゃなくカーボンを使えば良かったと思いましたよ。 後は大物が釣れた時の状態を試せれば・・・・今回は無理でしたよ。


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全竹ロッドを試します。 正直、全竹は頼りないかなぁ~などと思っていましたが、まったく不安は感じませんでしたよ・・・2本比べて分かった事ですが、全竹の方が重いとイメージしていましたが、使ってみると逆でした。 

考えてみれば、自分が提案したロッドは竹が真中で切って有り、改めて繋いで使うセパレートタイプなので若干重くなるのは当たり前で、ロッドのバランスも悪くなってると思うんですよ・・・・、竿を切っていない一本物のロッドはバランスも良く重さを感じない仕上がりになっていると感じ、フィーリングが合いました。 


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型は小さいですが、ヤマメが釣れました(リリース) 釣れた時の感じも良いですねぇ~。 


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             フィールドで見る螺鈿仕上げ、陽の当たり具合でキラキラ見えたりします。


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どちらをメィンで使うか・・・勿論、フィーリングの合った竿茂さんセレクトの全竹ロッドを使う事に決定です。 

初心者に毛が生えた程度の自分ですが、道具とフィーリングが合うか、合わないかは条件の中でも大切な事だと感じています、仕事でもそうですよね。 ひとつだけ問題が有るとすればグリップが長すぎる事で、色々なスタイルでルアーを投げるとグリップエンドが邪魔に感じました。 これは直ぐに改善します、切るだけでから・・・。

何度も言いますが、既製品と比べたらこれからも沢山問題が出てくると思いますが、道具への愛着は既製品に無い事だと思いますよ。 禁漁中は部屋のインテリアにもなりそうです。

最後に・・・オリジナルバンブーロッドを2本も制作してくれた 常磐堂 竿茂さんに感謝いたします。  短期間に2本も釣竿を制作してくれるなんて・・・余程暇なのか・・・・?それとも気合いが入ったのか・・・・?分りませんが、ありがとうございました。