オリジナル渓流ロッドその後
こんにちは、台風が最接近しているいわき市です。 朝から強い風雨が続いています・・・被害が出ない事を祈るばかりですね。
一昨日、会津で撮った写真、昨日撮った写真、オリジナル渓流ロッドの制作状況が気になり、先ほど撮ってきた写真を見てください。
一昨日、北会津の現場到着した時に撮った写真です。
同じ場所にて、集落の古い集会所なのかな・・・? 腰板部分の木目が目を引きました。
漆塗りされた戸板がお洒落で羨ましい・・・骨董品としても価値が有るんじゃないかと思いました、売りに出てたら欲しいと思う方が沢山居るんじゃないでしょうかね。
話は余談です。 今回の仕事依頼先の担当者さん、自分が送った請求書を見て遠方の仕事が多いのに高速請求が殆ど有りませんよね?と、訪ねて来ました。 以前から聞いてみようと思っていたらしいのですが、話は単純で高速移動だと景色をゆっくり見る事や写真を撮る事が出来ないからです。 せっかくロングドライブをするのだから気が向いたら止まり、写真を撮りたいと言うのが理由ですと答えました。 なるほど~との反応でした。
今朝撮った写真です。 水草の花が増えていましたが、雨と風でちょっと残念ですよね。
かなり風が強いです。 雨は強くなったり弱くなったりしています。
制作が続くオリジナル渓流ロッドです。 現在は塗装の段階です・・・今朝、工房にお邪魔した時は取っ手の黒い部分の塗装を終えたばかりでした。 漆を数回に分けて塗り重ねるそうですよ。
取っ手のエンド部分もこんな感じです。
漆を塗り重ねた部分アップ、まだ塗り重ねると言っていました。 デコボコしているのは塗り重ねる途中に螺鈿を仕込んでいるからですよ。 漆の色も朱色、黒、最終的には緑を塗り重ねる予定です。
螺鈿を仕込んで色違いの漆を塗り重ねた部分を仕上げるとこんな感じになります。
螺鈿を仕込んだ仕上げはある程度想像がつくらしいのですが、塗った本人もどんな模様になるかは分らないそうですよ・・・そんな所が楽しみのひとつでも有ると言っていました。 仕上がりが楽しみです。
ちょっと宣伝になりますが、 常盤堂 竿茂さん では和竿の販売をしています。 和竿は高価だとイメージが有りますが、制作途中にどれだけ手を掛けるかで単価が有る程度決まるそうですよ。 と言う事は今回依頼した渓流ロッドの様に基本的な制作工程は一緒ですが、手を掛ける部分が少なければ予算内に収める事も可能だと言う事です。
勿論、最新の既製品の性能、使いやすさには敵いませんが、世界に一本しかないオリジナルロッドへの愛着、魅力は既製品が真似できない事だと思いますよ。 渓流ロッドに限らず、竹材から仕上げの色、竿の調子まで自分で確認しながら仕上げを待つ・・・価格も応相談が可能なので興味のある方は是非、連絡をしてみて下さい。
最後に既製品同様の性能、使いやすさが無いと言う事は釣りをする人が腕を上げれば良いのです・・・釣り人が道具を選びますが、道具も釣り人を選ぶんですよね~。